インキュベーターFlowBoxシステム|自動細胞イメージング・ピッキングシステム | ザルトリウス・ジャパン株式会社

インキュベーターFlowBox
システム

細胞培養フードとインキュベーターの独自の組み合わせを実現

FlowBoxは、ラミナーフロー細胞培養フードと、温度、湿度、CO2の精密な制御を統合した革新的なインキュベーターです。再現性の高い最適な実験結果を得るために、細胞を安定した環境条件下に維持することができます。生細胞を取り扱う際に最適な環境を整えます。

特徴

最新のラミナーフロー技術

インキュベーターFlowBoxは、HEPAフィルター処理を施した垂直ラミナーフローでフード内を無菌作業状態に保ちます。コンピューター制御による気流速度と排気調節で無菌性を保ち、アクセスドアの開放時でもサンプルを保護します。キャビネット表面は内蔵の高エネルギーUV-Cランプで滅菌されます。

安定した制御環境

インキュベーターFlowBoxでは、長期間の試験や感受性細胞の動的イメージングに適した、精密で制御された環境を得ることができます。作業領域内の温度、湿度のレベルはリアルタイムで維持されるため、ソースプレートとデスティネーションプレートの両方で最適な細胞生存率が確保されます。ラボ・オン・チップシステムや臓器チップシステムでは、ポンプやチューブを含めた実験全体のセットアップからイメージング装置やチップ自体に至るまでボックス内に配置できます。したがって、インキュベーターFlowBoxには、作業スペースが限られていた従来のステージトップインキュベーターにはない多大な利点があります。

作業効率の向上

ユーザーフレンドリーなコントロールパネルにより、温度や湿度などのすべての機能を完全に制御でき、スライディングドアにより、制御された生理学的環境を維持したままキャビネット内の装置や実験に完全にアクセスできます。すべてのドアは全開にすることができるため、クリーニング、メンテナンス、大型機器や実験セットアップの設置が簡単です。ベーススタンドには、ラボ内を容易に移動できるように車輪が付いており、水タンク、PCワークステーションなどの付属モジュールが格納されています。

カスタマイズ可能

インキュベーターFlowBoxは、さまざまな自動化システム、ラボ装置、研究プロジェクトに適合させることができ、ドアのカスタムレイアウト、低酸素機能、追加の保護機能、グローブモジュールを介したアクセス性を簡単に追加してカスタマイズすることができます。

機能要件

1.無菌化状態

層流:垂直連続層流
フィルター:HEPA H14(0.1~0.3 µm)
UV殺菌:UV-C照明ランプ(15W×4)、コントロールパネルから操作可能

2.生理条件

温度制御:40 °Cまで調整可能
CO2レベルおよび安定性:5 % +/- 0.2 %(一定レベルの恒久的な制御)
湿度制御:最大65%まで
精製水タンク:10 l(付属)

3.セキュリティ環境

ユーザー保護:すべてのドアに自動セキュリティロック
ドアが開くとロボットが停止します。
排気システム:室内排気への接続が可能(最大排気量:400m³/h)

4.付帯設備

内寸:幅99cm x 奥行62cm x 高さ63cm(39.0インチ x D24.4 インチ x H24.8 インチ)
外形寸法:幅110cm×奥行85cm×高さ160cm(幅43.3cm×奥行33.5cm×高さ63.0cm)

5.ベーススタンド使用時の高さ 高さ 230 cm(H 90.6”)

重量:175 kg(CellCelector Flex装着時)、225 kg(CellCelector Flex装着時)
電源:115/230 V ~、60/50 Hz、10A。最大2,300W(他の機器なし)
イルミネーション:LED 42 W、コントロールパネルから切り替え可能
ベーススタンド:水槽、PCワークステーションなどのモジュールを収納可能、キャスター付き

6.環境条件

温度:10~40 °C
相対湿度:30~85%(結露しないこと)
気圧:75~106 kPa

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